2009年2月25日水曜日
おくりびと [DVD]
この快挙に象徴される通り、この作品は実に普遍的な魅力を持っていると思います。
大きく言えば、その魅力は次の3つに集約されるでしょう。
1.死と正面から向き合い、一つのあるべき死生観を描いていること
2.その死生観が、実は宗教を超えた普遍的な核心をついていること
3.その上で、日本ならではの特徴である無宗教性、あるいは薄く多様な宗教性を散りばめ、日本らしさを演出していること
3は、2の普遍性を際立たせる役割も果たしていますね。あとはこの作品を見て、モックン演じる納棺師の真摯な姿勢とその美しい所作から、この作品が伝えようとしている死生観を感じて下さい。
尚、この作品を生み出すきっかけとなったのは、どうやらモックンの非凡な感性のようですね。スタッフや俳優陣の尽力もあって、これが国外にも通じる魅力のある作品として形となり、時代劇でもアニメでもなく今の日本を舞台にした実写作品として国際的な賞を受けたことは、素直に喜ばしいことだと思います。
最後に。この作品で描かれている死生観は、あくまでもあるべき一つの姿であって、今の日本でも必ずしも確立されているわけではない点は重要ですね。ここはこの作品に感動を受けた各人が、その感動を大事に形にしていけば良いのだろうと思います。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿